県立鎌倉高校サッカー部


<コラム>

『新人戦 VS桐光学園3-4)』

 

たくさんの課題をもらえたという意味ではいいゲームだった。

そして、桐光との大きな差を感じとったとともに、乗り越えられない壁でもないなと感じられただろう。


前線からボールを追い、自陣内でボールを動かす相手を抑制できたようにみえた。
後半から、部分的には気持ちの入ったゲームができたようにみえた。

空中に浮いたボールに連続して競りに行く(ボールの奪取、闘う意識)。

ゴール前で11の勝負にいき、奪われたボールをすぐに奪い返し(攻守のキリカエの意識)、ゴールに結びつけられた。

守備で後ろの選手に声をかけながら、守備をしよう(連携しようとする意識)とする。

グランド上で表現できている場面も出てきている。

まだ、”できた”のではなく”できたようにみえた”という感じか。

高いレベルの試合ほどスピーディに進んでいく。試合中に考えていたらもう遅い。やるべきことのイメージが次から次へと勝手に頭に浮かんでくる状態、ある程度の想定された状況が頭に入っている状態を作っていく。

それには自らが考えていく。繰り返し考えていく。普段の生活の中から。

では何を考える?
勝ちたいとか全国行きたいとか漠然としたことではなく、個々の局面でどうプレーすべきか?ボールのある時ない時。どこに止めるか。どうポジションを取るのか。
味方の位置、相手の位置はどうか。細かいところ。

練習前に考えて意識してグランドに立っているか。終わった後、振り返っているか?

次に生かせているか。

もっともっと自分で考えないと。
考えて、意識をもっていれば、パス1本、トラップ一つが変わってくるはず。

今プレーで桐光に通用するのかと、自問自答できる。
自分で考えて練習する。グランドに出れば、自分で考えてプレーするのがサッカー。自分で考えていることを表現できる。それが面白い。

もっと本気に真剣に考えるべきだ。

これから目標を達成するチャンスは十二にあるわけだから。