県立鎌倉高校サッカー部
<コラム> 『関東大会ブロック決勝VS湘南学院(2-4)』 3回戦の大和南戦は所要のため、見ることが出来なかったが4-0で快勝。 さてさて、いよいよブロック決勝。 以前、湘南学院のゲームを見たことがあってなかなかいいチームで、鎌高の選手達が自分の“殻”を破るためには絶好の相手だった。 ゲーム内容は、間違いなく力で相手を押し込んでいた。 ただ、相手のちょっとした横の揺さぶりと縦の揺さぶりに対応できず、ミスが出て失点してしまう。でもそんなものは、修正できる。 このゲームの勝負のポイントは、後半、1点返して1-2になった時。 2-0は危険な点差だ。追う立場で0-2から1点返した場面で、押せ押せの展開を作らなければならなかった。確かに1点取ったとき、ゴールネットを揺さぶったボールをすぐに取りにいって、もう1点取るんだという姿勢は見せた。でも、厳しく言えば、本当の意味でエンジンはかからない。選手達のハートには“本気”の火はつかなかった。 “本気”で“ふざけんなよ!こんなところで負けてられねーよ”と怒りにも似た勝負へのこだわり。絶対に俺たちが神奈川代表になるんだという執念。こんなもの誰もが思ってる。その意識をどれだけ高く持てているかが勝負なんだ。内面からそんな気持ちがフツフツと沸いて出てきて、自分自身が変われたとき、何かが起こるかもしれない。
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