県立鎌倉高校サッカー部


<コラム>

『サッカーゲームの効用A』

 

前回は、グランド全体を上から見る視点を持つことが大事なんだという話をしただけで、表題にあるサッカーゲームについて触れることを忘れてしまっていた。

そう、今の高校生たちがグランド全体を見る視点もってやっていることがある。それがTVゲームのサッカーゲーム。私はTVゲームをやらないので、いま何が流行っていてどこのメーカーやソフトがおもしろいのかよくわからないのだが、以前、どこかでTVゲームをやった時にそんなことを思った。

サッカーゲームって、画面が2画面出てくるようになっていて、ボールの付近の映像と全体の配置の映像が出てくる。今の高校生はとてもうまいのだろうから、スルーパスやセンタリング等、両方の画面を見ながらやっているのではないかなと思う。

(最新のものはもっと違う画面が出てくるのかもしれないが)

私の世代は、サッカーゲームといえばボードゲームだった。サッカー選手の人形たちを棒で引っ張ったり押したり、まわしたりして、小さなボールをゴールに入れるやつ。TVゲームもあったのだが、いわゆる元祖ファミコンで、画面は1画面、当然、スルーパスなんてできないし、ボールを持っている選手以外、意図的に動かすことはできなかった。私の一番の得点パターンは、一人がドリブルで持ち込んでキーパーも抜くこと。または、ロングシュート。GKを自由に動かせないので、結構これが入る。パスをつないでゴールを狙おうと思っても、狙ったところにパスがいってくれない。いま思うとつまらないサッカーゲームだった。

 

話はそれたが、サッカーゲームで自然にやっているように全体をつかむイメージをグランドでやればいい。全体の映像を頭にいれながらプレーする。

そのためには、やっぱり周りを見ること。前回書いたけど、スローイン(ゴールキックでもいい)からはじめてみると簡単だ。スローインになった後、ボールばかり見ているのではなく、全体を見て味方と相手の配置がどうなっているのか見てみよう。相手や味方のGKが何をしているのか?を見たっていい。

そんな視点があると、少しグランドに立った時の意識が変わるのではないかな。

決してサッカーゲームを推奨しているわけではありませんが・・・。