メッセージ  (説教より)
「テサロニケの信徒への手紙 一」





「私たちを覆っている神の愛」 テサロニケの信徒への手紙T 5:9−11


「神は、わたしたちを怒りに定められたのではなく、わたしたちの主イエス・キリストによる救いにあずからせるように定められたのです。主は、わたしたちのために死なれましたが、それは、わたしたちが、目覚めていても眠っていても、主と共に生きるようになるためです。」

私たちを覆っているものは神の愛だと聖書は言います。私たちは日頃それをあまり意識しません。昨日があって今日があり、明日も今日のように続くと考えています。
そんなわたしたちに病気、事故、とんでもない天災が襲います。そんな時私たちは目の前が真っ暗になり、恐ろしい運命が私たちを支配しているのではないかと考えてしまいます。しかし聖書は、私たちを覆っているのは神の愛であって怒りに定められたのではないと言いきります。それには証拠があるのです。神様がイエス様を私たちのもとにお送りくださり、十字架につけ、わたしたちの罪や悲しみを吸い取ってくださったからなのです。
どんなに辛いことが起っても、神様の愛は私たちを覆って離れない。教会は2000年このことを語り続けてきました。神様の愛を信じたらそうなるのではありません。信じても信じなくてもそうなのです。信じなければ神様の愛は私たちのものにはなりません。しかし信じたら神様の愛があるのではなく、神様の愛が支配しているのでそれを信じるのです