メッセージ  (説教より)
「テサロニケの信徒への手紙 一」





「響き渡る神の言葉」      テサロニケの信徒への手紙T1:2−10 

「主の言葉があなたがたのところから出て、マケドニヤ州やアカイア州に響き渡ったばかりでなく、神に対するあなたがたの信仰が至るところで伝えられている。」(テサロニケ(一)1:8

「主の言葉」と「神に対するあなたがたの信仰」が結び着けられていることが大切です。主の言葉は羽が生えて飛んでいったのではなく、信じる者にしっかりと受けとめられ、その生き様の中で伝えられ、それが響き渡ったのです。その中身は三つあります。

「わたしたちがあなた方のところでどのように迎えられたか」(1:9)

福音に生きるパウロを受け入れることは福音を受け入れること。あの人のように生きたいという願いは、その人を生かしている福音を受け入れる事なのです。

「あなたがたがどのように偶像から離れて…、生けるまことの神に仕えるようになったか」(1:9)

その人を生かしている福音に触れることは、偶像から解放され生ける真の神様に結びつき感謝して生きることです。

「どのように御子が天から来られるのを待ち望むようになったか」(1:10)

愛や感謝に生きると共に、けじめの利いた、畏れるべき方を畏れる生き方です。

これらのことは、自分にとって幸いなだけでなく、他の人の生死にも関わっています。みな信仰者の生き方を見ているからです。