メッセージ  (説教より)
「使徒言行録」



「証人となる」          使徒言行録 1:3−11   

「イエスは苦難を受けた後、御自分が生きていることを、数多くの証拠をもって使徒たちに示し、四十日にわたって彼らに現れ、神の国について話された。」
「『あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受け…地の果てに至るまで、わたしの証人となる』こう話し終わると、イエスは彼らが見ているうちに天に上げられたが、雲に覆われて彼らの目から見えなくなった。」
「すると、白い服を着た二人の人がそばに立って、言った。『…イエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる。』」

この箇所は、キリストの十字架と復活によって罪と死が支配したこの世が神様の支配のもとに入ったこと、やがて神様の支配が誰の目にも明らかになるこの世の完成(終末)の時が来ること、その間は教会の時として、聖霊をいただき、主の証人としての勤めを果たすことを命じられたこと、を記します。そして10日後、イースターから数えて50日目、イエス様を信じる群れに聖霊が降り、主の証人として弟子たちが歩み出し、私たちもその後に続くことになるのです。

聖霊が降って主の証人となるのですが、今は教会には聖霊は降っているのですから、私たちが主の証人として立つとき聖霊が働きます。聖霊の導きなしには信仰には立てませんが、私たちが信仰に立つ時、聖霊は働いて下さいます。