メッセージ  (説教より)
「申命記」



「呪いと祝福」           申命記 21:22−23

「木にかけられた死体は、神に呪われたもの」(申命記21:23、ガラテヤ3:13)

旧約では、死罪にあたる罪を犯した者は石打ちで処刑されました。その後木にかけられ、神に呪われた者として見せしめにされたのです。
十字架刑はフェニキヤを起源としローマが採用した刑で、苦しめて処刑することとさらす事が一つとなった刑罰ですから、木にかけることとは違います。しかし、パウロや福音書記者は「神に呪われる者となった」こととしてイエス様の十字架を見ます。

私たちが考える呪いは人の恨みつらみからくる人間同士の呪いです。しかし聖書の呪いは、神様からの呪いで、いつも罪と関わっています。罪は必ず罰せられ不問にされることはありません。呪われて罰を受けるか償いをするかが必要なのです。イエス様は罪の呪いとなってくださいました。今や私たちは呪いから解放され、神様の祝福の中に入れられているのです。

私たちは結婚や子の誕生に祝福を見ます。その子が亡くなると呪いを見るかもしれません。しかし私たちは、キリストが木にかけられて呪いを受けて下さったことにより、どんなことがあっても祝福の中に入れられているのです。