メッセージ  (説教より)
「詩編」


   


「共に生きよう」   詩編 122篇1−9節


 「わたしは言おう、私の兄弟、友のために。
  『あなたのうちに平和があるように。』
  わたしは願おう
      わたしたちの神、主の家のために。
  『あなたに幸いがあるように。』」

 イスラエルの民にとってエルサレムは特別のものでした。神様はどこでも一緒にいて下さいます。だからこそエルサレムで、時を定めた祭りで、神様を礼拝するのです。ここに最大の喜びがあります。

 礼拝で神様の赦し、愛、恵みをいただき、それを家に持ち帰ります。伝道はなにか特別のことをすることではありません。いただいた祝福を家族に、隣人に祈ることです。時には顔を合わせることもはばかられ、腹の虫が納まらないこともあるでしょう。しかしその人に神様の祝福を祈る、これが伝道です。

 そこで神様に出会い、祝福をいただく主の家で使う物(キリストの体である教会)。その主の家のためにも幸いを願います。赦し赦され、受け入れ受け入れられ、それが実感できる教会となるよう言葉も心も整えるのです。内側だけでなく外側も、境界を愛する思いがにじみ出ているような手入れをするのです。