メッセージ  (説教より)
「エフェソの信徒への手紙」



「祈り、祈られ」D             エフェソ 6:10−20

「どのような時にも、`霊`に助けられて祈り、願い求め、すべての聖なる者たちのために、…祈り続けなさい。また、わたしが…福音の神秘を大胆に示すことが出来るように、わたしのためにも祈ってください」

最後に祈りについて記していますが、悪と戦うためにその武具を用いるとき、祈りが不可欠で、祈りなしには武具も有効に働かないからです。

「どのような時にも」とは、のべつ幕なしにと言うことではなく、問題の大きさのために祈れなくなってしまうような時にも、と言うことです。
「`霊`に助けられて祈り」とは、ローマ8:26の約束のように、聖霊が言葉に表せないうめきをもって執り成してくださっている約束の中で祈ることです。そうでなければ、問題の中で祈ることも出来ず、祈っても的をはずし、直ぐにあきらめて祈り続けることも出来ません。
「全ての聖なる者たちのために」とは、同信の友が、喜んで信仰に生き、信仰の成長ができるための執り成しの祈りです。教会が教会となるのための祈りです。
パウロは自分のための祈りも求めます。獄から出られることではなく、獄で福音を大胆に語れるようにと。何をしたいか、状況から神様に祈るのではなく、何が神様の御心なのかを見すえての祈りです。