メッセージ  (説教より)
「エフェソの信徒への手紙」



「互いに仕え合いなさい」    エフェソ 5:21−33   

「キリストに対する畏れをもって、互いに仕え合いなさい。」
 夫婦、親子、主人と奴隷の関係は当時の社会の三本柱で、聖書はその関係の中心が「互いに仕え合うこと」と言い切ります。
信仰生活は神様に救われた生活ですが、形はともかく、互いに仕え合う生活と言えます。信仰が与えられるまで私たちが求めていたものは、自分が大事にされ、仕えてもらうことでした。しかし、イエス様を知ってからその生き方が根底からくつがえされました。
人は如何に多くのものを得、人の上に立つかで評価されるのも事実です。
努力して財をなし、博学な知識を得、力を持って人を導く、それでその人の人生は評価されます。しかし、まったく逆の評価の基準もあります。マザー・テレサは人に与え、仕え尽くすことで評価されました。恐れ多いことに神の子イエス様が私たちに仕えて下さったのです。これを知って価値観が一変しました。

仕えることは愛や赦しと根は一つです。イエス様の愛と赦しを知り、イエス様から仕えられ、自分の尊さに目が開かれました。自分が生きると共に相手も生きる、どうしたら相手が生きやすいように出来るか、それが仕えることです。