メッセージ  (説教より)
「エフェソの信徒への手紙」



「いつも神に感謝する」         エフェソ 5:15−20
 
 「酒に酔いしれてはなりません。それは身を持ち崩すもとです。」
飲酒を禁じているのではありません。口語訳では「酒に酔ってはいけない。それは乱行のもとである」と訳していますが、お酒を飲めば酔うに決まっていますから、新共同訳では「酒に酔いしれてはなりません」と訳しました。お酒は気分を高揚させ、心の拘束から人を解放します。その意味で信仰と似ています。信仰によってなすべきことをお酒で誤魔化してはならないのです。

「むしろ、霊に満たされ、詩編と賛歌と霊の歌によって語り合い、主に向かって心からほめ歌いなさい。」
お酒を飲むと放歌高唱します。お酒を飲んでいい気持ちになるのでなく、聖霊に満たされ、語り合い、歌いなさいと言うのです。

「そして、いつも、あらゆることについて、わたしたちの主イエス・キリストの名により、父である神に感謝しなさい。」
これで思い出すのは「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」(Tテサロニケ5:16-18)のお言葉です。私たちは日々の生活をこのように生きるのですが、それは礼拝によって押し出されて出来るのです。私たちを支配しているのは恐ろしい運命の虚無ではなく、今苦しい事があっても決してあきらめない。礼拝でその神様の愛の支配を知らされ、それをほめたたえ、勇気をいただきます。そこから日々の生活に帰ります。