メッセージ  (説教より)
「エフェソの信徒への手紙」



「時をよく用いなさい」         エフェソ 5:15−20

「愚かな者としてではなく、賢い者として細かく気を配って歩みなさい。」
賢く生きるとは、暗闇から光の中に生きることです。自分にしがみついて生きていくことから、キリストの愛と赦しの中に生きることです。
さらに、時の生かし方と、時の中で何を選び取るかにも関係します。

「時をよく用いなさい。今は悪い時代なのです。」
よく用いるとは、私たちが買い物をするとき品物を選び取るように、流れる時の中からチャンスを選び取ることです。時はいつまでも流れ続けるのではありませんし、いつ止まるかもしれません。大人であれば、ことを行うのにいい時などはなく、買い取るようにして時を見つけなければならないことを知っています。パウロはこの手紙を明日の命を保証されない牢屋の中で書きました。

「だから、無分別な者とならず、主の御心が何であるかを悟りなさい。」
私たち信仰者の生き方の基本は、主のお心を求める生き方です。暗闇の中での自分中心の生き方から、キリストの愛と赦しを知らされて光の子とされました。それでキリストのお心を求めて生きます。私たちは、無分別な生き方にいつ逆戻りするかしれません。日々、隠れたことを見ておられる神様の前に祭壇を築いて、主の御心を求めて生きるのです。