メッセージ  (説教より)
「エフェソの信徒への手紙」



「心の内にキリストをすまわせる」     エフェソ 3:14−19

 1章から3章にはキリストによって与えられた救いが記され、そしてこの祈りが捧げられ、4章からは救いを知った者の生き方が記されています。

 「どうか、御父が、その豊かな栄光に従い、その霊により、力をもってあなたがたの内なる人を強めて、信仰によってあなたがたの心の内にキリストを住まわせ…てくださるように。」(エフェソ3:16-17)

 「内なる人」とは、私たちの内面的、精神的なことをいうのではなく、神様に結びついた、信仰に生きる人をいい、「外なる人」とは生来の人のことです。ですから、神様のお力によって、その信仰に生きる「内なる人」が強められるように祈ります。

 「内なる人が強められる」とは、「心の内にキリストを住まわせ」ることです。ただキリストに聞いて従うというのではなく、キリストが私の心の内に住み着いて下さって、私の中でキリストが生きるということです。

 「生きているのは、もはやわたしではありません。キリストがわたしの内に生きておられるのです」(ガラテヤ2:20)ということです。これが信仰の秘訣です。