メッセージ  (説教より)
「エフェソの信徒への手紙」



「神の知恵を伝える務め」         エフェソ 3:1−13

値しない者に与られる神様の恵み、それは異邦人にまで及び、天地創造の前から神様のお心にあったことで、この福音は教会を通して天使達にまで伝えられます。しかし、この広大無辺の福音も、原点は神様との関係です。

「わたしたちは主キリストに結ばれており、キリストに対する信仰により、確信をもって、大胆に神に近づくことができます」(3:12)

近づくのは礼拝に於いてです。礼拝で神様に出会えるのです。誰にも良心がありますから、失敗したら神様の前に出られないと思います。しかし、私たちはキリストに結ばれておりますから、自分の小さな義に頼らず、罪や失敗のとりこにもならず、大胆に神様に近づき、その幸いに生きられるのです。

「だから、あなたがたのためにわたしが受けている苦難を見て、落胆しないでください。この苦難はあなたがたの栄光なのです」(3:13)

信仰を与えられた喜びを私たちは知っています。平安、勇気、信頼が与えられ、「あなたの律法を楽しみとしていなければ この苦しみにわたしは滅びていたことでしょう」(詩119:92)の通りです。

信仰は私にとって幸いなだけではありません。もう一つの幸いがあります。福音のための苦しみです。福音をもたらしてくださった主と主の教会のために苦しむことが出来れば、これに勝る幸いはありません。

この幸いにも目が開かれるようにとパウロは招いているのです。