メッセージ  (説教より)
「エフェソの信徒への手紙」





教会はキリストの体   エフェソ 1:15−23

「神は、この力をキリストに働かせて、キリストを死者の中から復活させ、天において御自分の右の座に着かせ、すべての支配、権威、勢力、主権の上に置き、今の世ばかりでなく、来るべき世にも唱えられるあらゆる名の上に置かれました。」(1:20−21)

 一体神様の力はどこに働くのでしょうか。自然の中や歴史に働くと考える人もいます。しかし、決定的にはキリストの甦りです。キリストが死と罪に勝ち、神の右に座して人々のために執り成して下さっているところにあります。

 当時は、人々に影響を与える天的な力が考えられていました。支配、権威等は人を支配する力です。これは現在の私たちにも無縁ではありません。しかしキリストは、甦り、天に昇り、過去・現在・未来、自然界・霊界のあらゆるものの上に君臨し、私たちを執り成しておられるのです。

「神はまた、すべてのものをキリストの足もとに従わせ、キリストをすべてのものの上にある頭として教会にお与えになりました。教会はキリストの体であり、すべてにおいてすべてを満たしている方の満ちておられる場です。」(1:22−23)

神は、力に満ちたキリストを教会の頭としてお与え下さいました。私たちはキリストの十字架が私の救いのためであると知っています。それは更に言えば、教会を建てるためだったのです。救いは教会抜きには考えられないからです。教会は、私たちの救いのために必要なものが皆あるところです。