メッセージ  (説教より)
「民数記」



「嫉妬を克服する」        民数記 11:35−12:8

ミリアム(モーセの姉)とアロン(モーセの兄)はモーセがクシュの女性を妻にしたことで彼を非難し、更に「主はモーセを通してのみ語られるのか。我々を通しても語られるのではないか」と言いました。モーセの妻のことはきっかけで、本当は自分たちがもっと重んじられたいというモーセへの嫉妬です。

 ミリアムはこの後重い皮膚病にかかりますが、モーセは執り成し、彼女に神様の癒しを祈ります。

鵜の目鷹の目で人の欠点を探し、見つかるとそれを言い立てる。自分以上に他人が重んじられることが腹立たしいのです。いつも自分が中心で注目されていたいのです。これが嫉妬「青い目のモンスター」の正体です。

嫉妬はみにくく、何とかしたいと思っても何とかなるものではありません。人には心の中の悪を追い出し、ポンプで吸い出すようなことは出来ないのです。これは悪い性格の全てに言えることで、自分を越える神様に結びついて、初めてそれらを駆逐させていただけることです。

なぜ、そこに、そして私の上にも隣人の上にも、神様のみ業が行なわれていることに目が開かれないのでしょうか。なぜ神様の祝福をその人に祈れないのでしょうか。いつまでも自分が中心でいたいのですか。