メッセージ  (説教より)
「ヨシュア記」




「ヨルダンを越えよ」       ヨシュア記 1:1−9


 「わたしの僕モーセは死んだ。今、あなたはこの民すべてと共に立ってヨルダン川を渡り、わたしがイスラエルの人々に与えようとしている土地に行きなさい。モーセに告げたとおり、わたしはあなたたちの足の裏が踏む所をすべてあなたたちに与える。」

 神様は民に土地の付与を確認されました。約束に対して自動的にそれが与えられるのではなく、足の裏で踏みしめて自分のものとしていけと言われます。
 人生はそのとおりです。これは当然のことではないかと思いますが、そうではありません。入学、就職、結婚、ことを新しく始める時の言葉なのです。その時は期待に不安がついてまわります。考え尽くして手を打っても、不測の事態が起こるかもしれません。しかし、神様の約束と祝福があるのです。呪いと不運が待っているのではありません。ですから、神様のお心に聞きながら、強く雄々しく自分の足で踏みしめながら約束を自分のものとしていくのです。

 しかし、実際に足を踏み入れると様々な問題が一気に吹き出てきます。問題が起こる時は一度に起こるのです。一つひとつを片づけていく以外にありません。今しなければならないこと、目先のこと、私のヨルダンを渡るのです。それを繰り返すとき、いつの間にか道は開けていきます。