メッセージ  (説教より)
「ヨハネによる福音書」





「助け主の働き」            ヨハネ 16:1−15 

イエス様は、取り去られた後の悲嘆に暮れる弟子たちを考えて、「その方が来れば、罪について、義について、また裁きについて、世の誤りを明らかにする」(16:8)と、聖霊なる方の導きの約束をされました。

「罪についてとは、彼らが私を信じないこと。」(16:9)

 罪を認めることから救いは始まりますが、人は自分の罪を認めることが出来ません。聖霊はそれを知らせます。最大の罪は、自分の罪行を認めない以上に、その罪を赦して下さっているイエス様を認めないことです。

「義についてとは、私が父のもとに行き、あなたがたがもはやわたしを見なくなること。」(16:10)

 イエス様は十字架に架かり、甦り、天に昇られ、(人の目には見えなくなり)、私たちを神の子とし、死を越える命に導いて下さいました。

「また、裁きについてとは、この世の支配者が断罪されること。」(16:11)

 神様の愛を信じるのでしょうか、それともそんなものは信じないでもやっていけると思って、もっと恐ろしい力に支配されて生きるのでしょうか。 

 しかしイエス様は、この世の支配する力を砕いて下さったのです。

 聖霊は私たちに、罪と義と裁きを知らせますが、実はイエス様の救いをも語り続けて下さっています。もし私たちが日々に働く聖霊の助けを信じないなら、私たちの信仰は陳腐な気休めにすぎません。