メッセージ  (説教より)
「ヨハネによる福音書」





「キリストの証人」          ヨハネ 15:18−27

ヨハネ福音書15:1−10は私たちとイエス様の関係、11−17はイエス様を信じる信仰者同士の関係、18−27はイエス様を信じる者とこの世の関係、迫害の予告・その理由・それへの対処の仕方が語られています。

 信仰者は、この世の原理に従って生きるところからイエス様のお心に従う生活に選び出されたのです。自分中心の世の中との軋轢はあって当然なのです。

 ヨハネ福音書の中心は「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」(ヨハネ3:16)です。この世はイエス様を憎みます。その憎む者を愛するためにイエス様は来てくださいました。

 イエス様は「僕は主人に勝りはしない」と言われました。僕は主人に勝る者ではないので、勝手に考えて行動するのではなく、主人の考えがわかってその通りに行動せよと言われるのです。主人イエス様の心は、世があなたがたを憎んだら憎み返しなさいというのではなく、イエス様を憎んでいると知りなさいというのです。憎む者を愛しぬかれたイエス様を。

 私たちには、イエス様のお心を聖霊なる神様がお教え下さり励まして下さいます。

 私たちは、イエス様の愛の証人として押し出されているのです。