メッセージ  (説教より)
「ヨハネによる福音書」





キリストに連なる」           ヨハネ 15:1−10

「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。」(ヨハネ15:5)

イエス様と私たち信者の関係は、的確で、簡潔なこれにつきます。

「つながる」とは、「住む」「留まる」とも訳せる言葉です。私の信心というか細い糸でかろうじて繋がっているのではなく、イエス様が私の内に住み、私もイエス様の中に留まることです。それは何より、キリストの身体なる教会に繋がり、礼拝で御言葉に聞き続けることです。離れれば、実を結ばないだけでなく、枯れて捨てられます。

 結ぶ「実」は、私の内に成る聖霊の実(ガラテヤ5:22)でしょうし、キリストにあって結ぶ、周りの人に提供できる良きものでしょう。その人も豊かにされ、周りの人も神様の祝福に与れる良きものです。

 イエス様に繋がっていれば必ず実を結ぶのですが、それは神様の栄光を表すためです。すばらしいとその人が誉められるためではなく、その人を生かす神様が誉められるためです。これを忘れるので、信仰の本当の喜びを味わえないのです。