メッセージ (説教より) 「ヨハネによる福音書」 |
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「互いに愛し合いなさい」 ヨハネ 13:31−38
「あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」 (ヨハネ13:34)
愛し合うことは何も新しい掟ではありません。「自分自身を愛するように隣人を愛しなさい」(レビ記19:18)と言われていますから、ユダヤ人ならだれでも知っている掟です。「わたしが愛したように」というイエス様の愛の根拠と程度に新しさがあります。
私たちは憎み合う辛さと、愛し合う喜びを知っています。それでも愛せないのです。「人類を愛するという崇高な理念のために涙を流さんばかりの人が、目の前のお婆さんを、それもただ鼻をグスグス言わせてうるさいというそれだけの理由で憎む」とドフトエフスキーは言っています。イエス様が私たちを愛してくださったその根拠から押しだされて愛するのです。
「いつも夫婦喧嘩をしているわけではないが、時には言い争い、そんな時後になって考えると、いつも相手を決めつけ、断定した言い方をしている。あなたはいつもそうだと言う。そこには相手の気持ちを理解しようとする心がない。そうだったのかという言葉はない。」ありのままを受け入れて下さったイエス様に押し出されて、わたしは変えられるのです。