メッセージ  (説教より)
「イザヤ書」






「人を救う神の心」           イザヤ書 53章1-12節 
                    ヨハネによる福音書 3章16節

私たちはクリスマスを祝います。なぜ祝うのでしょうか。それはイエス様の誕生が「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された」(ヨハネ3:16)ことのしるしだからです。ではどのようにして私たちを愛し、救って下さったのでしょうか。
「彼は軽蔑され、人々に見捨てられ
多くの痛みを負い、病を知っている。
彼はわたしたちに顔を隠し
わたしたちは彼を軽蔑し、無視していた。
彼が担ったのはわたしたちの病
彼が負ったのはわたしたちの痛みであったのに
わたしたちは思っていた
神の手にかかり、打たれたから
彼は苦しんでいるのだ、と。
彼が刺し貫かれたのは
わたしたちの背きのためであり
彼が打ち砕かれたのは
わたしたちの咎のためであった。
彼の受けた懲らしめによって
わたしたちに平和が与えられ
彼の受けた傷によって、わたしたちはいやされた。
わたしたちは羊の群れ
道を誤り、それぞれの方角に向かって行った。
そのわたしたちの罪をすべて
主は彼に負わせられた。」

人は神と敵対し、罪に満ち、悪と暗闇の中に生きています。人の罪を神は裁かずにはいないのですが、「彼」と言われる独り子が打たれることによって神と私たちは一つにされたのです。それで、天下晴れて神を父と仰ぎ、神が共にいます人生を生きられるものとされたのです。それでクリスマスを祝うのです。