メッセージ  (説教より)
「イザヤ書」






「男の子の誕生」          イザヤ書  7章1−17節
                  マタイによる福音書 1章18−25節   


「彼に言いなさい。落ち着いて、静かにしていなさい。恐れることはない。アラムを率いるレツィンとレマルヤの子が激しても、この二つの燃え残ってくすぶる切り株のゆえに心を弱くしてはならない。・・・信じなければ、あなたがたは確かにされない」
超大国アッシリアの脅威から逃れるため反アッシリア同盟が組織されましたがユダヤはそれに加わりませんでした。それを知ると北イスラエルとアラム(ダマスコ)の連合軍が先ずユダヤを血祭りに挙げるためにエルサレムを包囲しましたが、攻め落とすことは出来ません。それでも、エルサレムのアハズ王も民の心も、風にゆれる森のように動揺しました。
イザヤは言いました。「落ち着いて(自分を失わずにしっかり守り)、静かに(鳥が巣篭もるように右往左往せず)していなさい。恐れてはならない。」「信じなければ(神の支配をアーメンとしなければ)あなたがたは確かにされない(確かな生き方はできない)」と。
しかしアハズ王は信じることができませんでした。それでイザヤは「わたしの主が御自らあなたたちにしるしを与えられる。見よ、おとめが身ごもって、男の子を産みその名をインマヌエルと呼ぶ」と神の言葉を取り次ぎました。
この約束はイエス様によって成就しました。その誕生によって、神様の確かな支配と人を救うという決意を知っていますので、私たちは闇路を歩めるのです。