メッセージ  (説教より)
「ヨハネの黙示録」





「初めの頃の愛から離れるな」        ヨハネの黙示録 2章1-7節


教会を取り巻く雰囲気が次第に厳しいものになり、この世界がこの先どうなりどこへ向かうのか、歴史の主、やがて現される神様の栄光の秘儀を記して人々を励ましたのが黙示録です。先ずそれを担う教会が整えられなければなりません。

エフェソの教会は、信仰の働き、望みの忍耐、愛の労苦が実践され(テサロニケの信徒への手紙一 1:3)、悪い者を許しておけず、偽教師を処置しました。皇帝礼拝にも屈せず信仰の節操を守り通しました。理想的な教会です。それをイエス様は褒めておられます。
「しかし、あなたに言うべきことがある。あなたは初めのころの愛から離れてしまった。…もし悔い改めなければ、…あなたの燭台(教会)をその場所から取りのけてしまおう。」とイエス様は言われます。
「初めのころの愛」とは、その人をそのまま条件を付けずに愛し、また愛される花嫁の時の愛で(エレミヤ書2:2)、イエス様が私たちにして下さった愛です。この愛に生きるのでなければ、何が出来ても教会は教会でなくなるのです。
「自分のクラス形成の目標は、問題児と言われている子どもがここに自分の居場所があると思えるクラス」という言葉をある教師から聞きました。あの人の居場所がある教会。自分もここに居場所のある教会にならないでしょうか。