メッセージ  (説教より)
「コリントの信徒への手紙二」






「神による平和を祈る」      コリントの信徒への手紙U 13章11−13節

 手紙の最後にこれだけは言っておきたいという信仰生活の基本を記します。これは教会生活の基本でもありますが、家庭でも一緒に生きるところは皆そうです。
 「喜びなさい」 喜ぶことが信仰の基本です。
 「神は、わたしたちを怒りに定められたのではなく、わたしたちの主イエス・キリストによる救いにあずからせるように定められたのです。主は、わたしたちのために死なれましたが、それは、わたしたちが、目覚めていても眠っていても、主と共に生きるようになるためです。」(テサロニケの信徒への手紙1 5:9−10) 辛いことがあっても神様の救いがわたし達を覆っていますから喜ぶのです。(テサロニケの信徒への手紙1 5:16)
 「完全な者になりなさい。」 とは、組み合わされる、回復されるということです。教会に連なることで救いが全うされますから、その教会と絶えず組み合わされ、その関係が回復される必要があります。
 「励まし合いなさい。」 生きることは絶えず試練と誘惑にさらされることです。日常生活でも教会生活でも。ですから互いに励まし合うのです。
 「思いを一つにしなさい。」 一つとならず、揚げ足を取り足を引っ張り合う組織は立ち行けません。教会も例外ではありません。一つとなるとは信仰告白、聖餐において一つとなることであって外側の形ではありません。
 「平和を保ちなさい。」 一つとなることから平和が出てきます。恐れ多いことですが、天地の造り主の神様がわたしを受け入れてくださいました。わたしが受け入れられたように、そりの合わないその人も、神様の愛の中に入れられているのです。その人に神様の平安を祈るのです。