メッセージ  (説教より)
「コリントの信徒への手紙二」






「神を畏れる」     コリントの信徒への手紙U 6:14―7:1
 
「あなたがたは、信仰のない人々と一緒に不釣り合いな軛(くびき)につながれてはなりません。」
コリントは淫蕩の町で、教会にもその影響がおよび、大きな事件がパウロの耳にも入りました。それで大変厳しい言葉で訴えます。
「不釣り合いな軛につながらない」とは、未信者と付き合わないことではありませんし、そんなことは出来ません。信仰者は罪と汚れを赦され、神様の愛の中に入れられていることを知っている者です。いくら付き合いが悪いと言われても、超えられない一線があり、清い生活をすることは当然なのです。

「神の神殿と偶像にどんな一致がありますか。わたしたちは生ける神の神殿なのです。」
問題は神様に従うか偶像に仕えるかの礼拝です。神の宮である教会に連なることで私たちも神の宮であることを知る。その礼拝で神様が私たちの神であり、私たちは神の民とされていることを確認します。
礼拝の中心は神様への畏れと感謝です。その神様の前で自分を整えるのです。
私たちは肉と霊の汚れから自分を清めることは出来ません。自分の中の汚れや闇を追い出すことも出来ません。畏れと感謝に満ちた礼拝の中で、神の民とされていることを確認して、はじめて汚れから遠ざかれるのです。