メッセージ  (説教より)
「コリントの信徒への手紙二」






「今や恵みの時、今こそ救いの時」    コリントの信徒への手紙U 6:1−10


「わたしたちはまた、神の協力者としてあなたがたに勧めます。神からいただいた恵みを無にしてはいけません。…今や、恵みの時、今こそ、救いの日。」

「神の協力者」という場合、良い行いをして神様の御業のお手伝いをすることではありませんし、出来るはずもありません。神様がキリストをお遣わし下さり、その愛と赦しの中に入れて下さり、神様を味方として歩める者として下さいました。これを証し、伝えることで神様に用いられるのです。
パウロは自分の上になされた神様の恵みを知り、それが旧約聖書の時代から神様によって定められていたことを考え、それを感動をもって伝えたのです。
「今や恵みの時、今こそ救いの時」と。

神様の恵みや救いがどんなに大きくすばらしいものであっても、そのままでは埋もれたままで、私たちの人生に何の関係もありません。それに気づき、信仰をもって受け止めるとき、私たちの人生に新しいことが始まります。
救いはいつも「時」とかかわっています。それが語られた「今が恵みの時」、「今こそが救いの日」なのです。悔い改める時が今ですし、人の足を踏んで何日もたって謝るのではありません。ザアカイは「今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい。」と言われたイエス様を、その日に迎えたのでした。(ルカ福音書 19:1-10)