メッセージ  (説教より)
「コリントの信徒への手紙二」






「だれでも新しくされる」    コリントの信徒への手紙U 5:16−21


「だから、キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた。」

だれでも消してしまいたいものがあります。体のことでしょうか、性格や境遇のことでしょうか。私の古いものが過ぎ去り、私が新しいものとなれたらどんなに幸いなことでしょう。そして、そうなるのです。

過去がなくなったり、過去をなかったものとすることは出来ないことです。しかも、私たちの過去・古いものは、いつも罪と結びついています。その私の罪がキリストの十字架によって赦され、私と神様との関係が和解したのです。キリストと結びつくことで、神様と関係が新しくされ、私が新しくされるのです。新しくされるとは、神様との関係が新しくされることなのです。

「一人の方がすべての人のために死んでくださった以上、すべての人も死んだことになります。」念を押すように言います。「だから、キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた。これらはすべて神から出ること」なのです。このことは私たちが求めず、知らないことでしたが、神様から出たことなので確かなのです。