メッセージ  (説教より)
「コリントの信徒への手紙二」






「この宝を土の器に」     コリントの信徒への手紙U 4:1−6


「ところで、わたしたちは、このような宝を土の器に納めています。この並外れて偉大な力が神のものであって、わたしたちから出たものでないことが明らかになるために。わたしたちは、四方から苦しめられても行き詰まらず、途方に暮れても失望せず、虐げられても見捨てられず、打ち倒されても滅ぼされない。わたしたちは、いつもイエスの死を体にまとっています、イエスの命がこの体に現れるために。」(コリントU 4:7-11)

私たちは実にもろく弱いのです。土の器です。しかしその中に宝を納めています。神様の救い、福音です。
信仰さえあれば何もかもが自分に都合よくいくのではありません。生きている限り苦しみ、途方にくれ、虐げられます。しかしこれまで、そんな中で必ず道が開かれました。これは伝道者だけの体験でなく、信仰者の皆の体験です。
その体験は、苦しみの中で、私の真実の主が誰であるかがわかることによって明らかにされてきたのです。私が死に、キリストが私の中で生きていてくださることに気付くことによってでした。
私たちは人生で様々な苦しみに出合います。信仰を持っていてもこんな苦しみがあるのかと思わず立ち止まります。しかし、人生で出合う苦しみは、神様の並外れた力が私たちの内に働いていることを知らされる時でもあるのです。それにぜひ気付いてほしいのです。