メッセージ  (説教より)
「コリントの信徒への手紙二」






「私たちの誇り」    コリントの信徒への手紙U 1章12−14節

11節から14節に3度も誇りという言葉があり、コリントの信徒への手紙Uの中に26回もこれに関係のある言葉が用いられています。このことはこの手紙の特色を表しています。コリント教会には上辺を誇って教会をかき回す偽教師がいたのです。それは結局自分を誇りたいだけのことなのですが。
私たちは「誇り」を、時としてあまり良い意味では使いません。事実プライドの高い人は嫌われますし、財産のある人が財産を誇ることは醜いことです。しかし、誇りがなければ良いのでもありません。誇りをなくすことは出来ませんし、また誇りのない人はある意味で人間であることを捨てたことにもなるからです。

「主はこう言われる。
知恵ある者は、その知恵を誇るな。
力ある者は、その力を誇るな。
富ある者は、その富を誇るな。
むしろ、誇る者は、この事を誇るがよい
目覚めてわたしを知ることを。
わたしこそ主。
この地に慈しみと正義と恵みの業を行う事
その事をわたしは喜ぶ、と主は言われる。」 (エレミヤ書 9:22-23)