メッセージ  (説教より)
「コリントの信徒への手紙二」





「慰めを豊かにくださる神」   コリントU 1:3−5
            
「わたしたちの主イエス・キリストの父である神、慈愛に満ちた父、慰めを豊かにくださる神がほめたたえられますように。神は、あらゆる苦難に際してわたしたちを慰めてくださるので、わたしたちも神からいただくこの慰めによって、あらゆる苦難の中にある人々を慰めることができます。」

これは、アジア州でこうむった、死の宣告を受けるような苦難から救われたパウロが経験したことです。
私たちは生きている限り苦しみ、悲しみます。病気でしょうか、自分の失敗でしょうか。友人の裏切りや思わぬ事故に遭うことだってあります。
私たちが苦しむとき、神様は同時に慰めを与えてくださいます。大きな不幸にあったとき一緒に泣いてくれる友人が与えられていますし、辛い経験をしたとき励ましを与えてくれる家族がいます。しかし、最後には死の問題があります。誰かが代わって苦しんでくれるのでもなく、自分が担わなければならないのです。
友人や家族の背後に神様がいます。私の闘いを知り、必ず慰めを豊かに与えてくださる神様がいるのです。それを知ってください。
「いのちが一番大切だと思っていたころは生きるのが苦しかった。いのちより大切なものがあると知った日、生きているのが嬉しかった。」(星野富弘)