メッセージ  (説教より)
「十戒」


「聖日厳守」(四戒)        出エジプト 20:1:−17    

 『安息日を心に留め、これを聖別せよ。』(20:8)

 イスラエルの民と神様の関係は、その身に選びの(しるし)である割礼を印し、神様のお心を確認する安息日を守ることで保持されました。様々の迫害にあってもイスラエルの民が歴史の中で決して消滅も埋没もせず、今でも営々と国を造り続ける力はこの二つにかかっています。私たちも洗礼と聖日厳守という仕方でそれを受け継いでいます。

 私たちは聖日を厳守する姿勢を貫きたいと願います。それでも守れない時があります。守るためには一週間の生活のリズムに聖日を繰り入れます。「終始私たちから逃げようとする信仰を我が身に染み込ませるためには、習慣の力を借りなければならばない」(パスカル)のです。

 「サバス」とは、止めるという意味です。私たちは鉄の憲法を内に持っています。人生や自分自身に関しての様々な決断や計画も、全ては自分に仕え、自分に有利にするという憲法です。

神様が何事かを私の内に始めて下さるためには、六日の間の憲法に従うのを止めて、ザアカイがしたようにイエス様を私の内に迎え入れる(ルカ19:1−9)以外なく、聖日はその時なのです。