メッセージ  (説教より)
「ルカによる福音書」


「仕える人に」            ルカによる福音書22章24 — 27節

 今日は、花の日・子どもの日です。教会学校につながる小さな子供たちの上に神さまの祝福をお祈りします。子供たちが神さまに喜ばれ、人々から信頼される人として成長してほしいと心から願っています。二つのことを願います。一つは、心の優しい人になってほしいこと。弱い人や苦しんでいる人を思いやることのできる人になってほしい。そして心の強い人に。人にはその人にしかない、かけがえのない賜物が神さまから与えられています。その賜物を自信をもって、力一杯生かして、強く生きてほしいと思います。
 もう一つ大切なことがあります。自分が「弱い」人間であることを知ることです。自分の弱さを知る正直な人問になってほしい。イエスさまは、わたしにつながっていなさい。わたしから離れては、あなたがたは実を結ぶこと ができない。わたしにつながっていれば、豊かな実を結ぶ、と言っておられます。イエスさまにっながっていなければ、本当に弱く、力のない人間であることを知って、いつもイエスさまに頼る人になってほしいと思います。
 そしてイエスさまは、人に仕えてもらう人ではなく、人に仕える人になりなさい、と言われました。私たちは多くの人に仕えられ、楽しく生活したい、人に仕えるのは辛い、と思います。しかしイエスさまは、私たち一人一人のために一番低くなって(27節)、仕えてくださいました。十字架の死を遂げてくださることによって。今も私たちと共にあって仕えていてくださいます。そのイエスさまのことを覚えて、私たちも少しでも人に仕える者になりたいと思います。それが、神さまに喜ばれ、人々に信頼される道だと信じます。