メッセージ  (説教より)
「コリントの信徒への手紙一」


「アーメンと唱える」   コリントの信徒への手紙二 1章15−22節

「あなたがたの間で宣べ伝えた神の子イエス・キリストは、『然り』と同時 に『否』となったような方ではありません。この方においては『然り』だけが実現したのです」(19節)とパウロは言っています。
神の子イエス・キリス卜の十字架と復活の出来事においては、神の絶対的な肯定(然り)が、実現したのです。
言い換えれば、主イエスの十字架と復活においては、すべての人間の罪が赦され、すべての人間が常に主キリストの復活の命(救い)に招かれているのです。その点において、一切の例外はないのです。
主イエスの十字架の死によって、赦されていない罪はないのです。すべての罪が赦され、すべての人間が主キリス卜の救いへと招かれているのです。
「あなたのすべての罪は、主イエスの十字架によって担われている。だから、安心して主イエスのもとに来なさい。主イエスから離れるから、罪を犯すのだから(ヨハネ福音書15章5節)、主イエスにつながって生きるように心がけなさい。絶えず主イエスのもとに立ち帰りなさい。主イエスとの交わりを深め、主イエスの僕になり切って生きるように努めなさい。」
神は、このように私たち一人一人、すべての人間に語りかけていてくださるのです。それ故に、主イエス・キリストにおける神の招きは、絶対的肯定的な招きなのです。
そのことを知る時、私たちは心から「アーメン」(その通りです、真実です) と唱えて、神をほめたたえるのです(20節)。