メッセージ  (説教より)
「使徒言行録」






「悔い改めなさい」         使徒言行録2章29−42節

 力強い福音宣教が弟子たちによって始められました。「イスラエルの人たち、これから話すことを聞いてください。ナザレの人イエスこそ、神から遣わされた方です。神は、イエスを通してあなたがたの間で行われた奇跡と、不思議な業と、しるしとによって、そのことをあなたがたに証明なさいました。…このイエスを神は、お定めになった計画により、あらかじめご存じのうえで、あなたがたに引き渡されたのですが、あなたがたは律法を知らない者たちの手を借りて、十字架につけて殺してしまったのです。しかし、神はこのイエスを死の苦しみから解放して、復活させられました。イエスが死に支配されたままでおられるなどということは、ありえなかったからです。」(22−24節)
 聖霊に満たされた力強い論証がなされたのです。イスラエルの人々はこれを聞いて「大いに心を打たれ」、ペトロたちに「兄弟たち、わたしたちはどうしたらよいのですか」(37節)と尋ねたのです。主イエスを十字架につけた自分たちの誤りが明確に示されることによって、心に動揺を覚えたのです。
 その時、ペトロが答えました。「悔い改めなさい。めいめい、イエス・キリストの名によって洗礼(バプテスマ)を受け、罪を赦していただきなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けます。」(38節)と。自らの罪(過ち)を神の御前に言い表し、主イエスの十字架の贖いを信じて、洗礼(バプテスマ)を受けるのです。そうすれば、「賜物としての聖霊」を受けて、主イエスの復活の命に生かされるものとなるのです。救いの道が示されたのです。