メッセージ  (説教より)
「サムエル記 上」





 お話しください。わたしは聞きます    サムエル記上3章1−9節

今日は、花の日・子どもの日祝福式礼拝です。小さい皆さんは大人のひとと礼拝するのはきゅうくつで嫌だなと思っているかもしれませんね。それに、自分たちは神さまのことをよく知らないと思っているかもしれません。でも、神さまのほうでは皆さん一人ひとりのことを良く知っていてくださるのです。皆さん一人ひとりを大切にしていてくださるのです。
主イエスさまは言われました。「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。」(マルコ福音書10章14節)、「子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」(マルコ福音書10章15節)
神の国とは、天国、神さまが住んでおられる所です。そこは誰もが一番幸せになれる所です。何よりも子供が一番大切にされる所です。そして子供が大切にされる所は、大人にとっても一番幸せな所なのです。だから、大人の人たちも子供のように素直な心で神さまに頼りなさい、と言われるのです。
サムエルのお話しをします。神さまは、少年サムエルに、今まで誰にも話さなかった神さまの大切な救いについてお話しされたのです。
サムエルの母ハンナには子供がいませんでした。ハンナは毎日祈りました。「どうぞ子供を与えてください。もし神さまが子供をくださったなら、その子供を神さまにささげます。神さまの子供にします。」サムエルは、こういう母ハンナの祈りの中で生まれたのです。
幼子サムエルはやがて神さまに仕える祭司エリの所にあずけられました。そのサムエルに神さまは語りかけたのです、「サムエル、サムエル」と。サムエルは祭司エリが呼んだのかと思いました。神さまが呼んだのです。サムエルは、「お話しください。わたしは聞きます」と言いました。こうして少年サムエルは神さまに仕える人になりました。