導かれて教会報から)

 受洗10年を迎えて         
M・G 
   月日が経つのは早いものです。まだ23歳だというのに、中学1年の終りのイースターに受洗してから10年になります。その間高校、大学へと進み、今年、就職して3年目を迎えます。この10年で一番大きく変わったのは、私の顔です。(なぜなら、お化粧をするようになったので。)でも、その他については、身長も、性格も、信仰心も、ちっとも変化がないように思います。悲しいことです。

 受洗した時のこと、今でもよく覚えています。頭の上に置かれた今井先生の手は、とても温かかった。(かけられた水は冷たかったのに、不思議です。)洗礼式の後で歌った讃美歌199番の歌詞が心に響き、「ああ、会衆の方たちは、今日受洗した私たちに向けて歌ってくれているんだな・・・。」と、涙があふれました。(初めて讃美歌で涙しました。)また、あまり好きではないお赤飯が出た愛餐会。きちんとよけた大量の小豆をご飯で隠し、「スピーチで何を話そう・・・。」と考えていると、「Mちゃん、ちゃんと残さず食べなきゃだめだよ。」と、M兄(どなたかはご想像にお任せします)のお言葉。泣く泣く残さずきれいに食べました・・・。赤飯の小豆を食べる。これも初めての経験でした。このように、思いでいっぱいのイースターでした。

 これからは、『成長させてくださるのは神である。』という御言葉をおぼえて、毎日を一生懸命生きたいと思います。

 今、私と一緒に受洗した兄弟が、再び神様につながる日が来るように祈っています。皆さんもどうぞ祈ってください・・・。