メッセージ  (説教より)
「テモテへの手紙1」


「手紙に託して」
                テモテへの手紙一 3章14-16節

 

 この手紙の目的は、教会に集う人たちがどのように生活すべきか、教え導くことでした。
 一番に教会生活で大切にしなければならないこと。それは、何よりも教会が神の家である、ということです。「神の家とは、真理の柱であり土台である生ける神の教会です。」とパウロは教えます。私たちが呼び集められ、今、ここに集わされてあるのは、神が人として現れてくださった、あの方を見つめ、あの人にならい、あの人によって救われ、あの人に栄光あれと祈り、賛美をささげるためであります。あの人とは、主イエス・キリストにほかなりません。
 教会は神さまが創られた神聖な場所です。聖霊が豊かに降り注ぎ、私たちの心を神さまの愛で満たしてくれる場所です。教会が神の家であり、私たちが神さまの子どもとして呼び集められているのですから、そこで、どのような心構えで、何をすべきか、おのずと見えてくるはずだと、パウロは手紙に綴るのです。
 神の家でどのように生活をすべきか、十字架を掲げることの責任と重みとに耐えられるよう、祈り励まし合っていきたいと願います。