メッセージ  (説教より)
ローマの信徒への手紙


「神の子とする霊」
           ローマの信徒への手紙 8:12-17節


 「あなたがたは、人を奴隷として再び恐れに陥れる霊ではなく、神の子とする霊を受けたのです。この霊によってわたしたちは、「アッバ、父よ」と呼ぶのです。」
イエスさまは、天にいらっしゃる神さまのことを、「アッバ」と呼びかけました。「アッバ」とは幼い子どもが日常において親しく父親に呼びかけるときの言葉です。それほどに、イエスさまは日々の歩みにおいて、神と共におられることが自然でした。そして、イエスさまは弟子たちのことを呼び集めて、「もはや、わたしはあなたがたを僕とは呼ばない、奴隷のように仕えさせるものとは呼ばない」と仰いました。そうでなはなくて、「わたしはあなたがたを友と呼ぶ」と言われました。私たちは、イエスさまと同じ、神の子とする聖霊を受けているのです。この聖霊の招きによって、主と同じように「アッバ父よ」と、天にましますわれらの父よ、と祈ることが許されているのです。神ともにいます日々の歩みを、祈りのある生活を許されているのです。