メッセージ  (説教より)
「ヨハネによる福音書」

「ぶどうの実」
             ヨハネによる福音書15章 1−11節

 

 「枝が清められた、まことのぶどうの木はどこにあるのか。」今日の聖書の個所の命題はそこにあります。まことのイスラエルはどこにあるのかということです。そして、主なるイエスさまにつながって生きる民こそが、祝福されたまことのぶどうの実であると御言葉が語られています。主にしっかりとつながっていなさい。「つながっている」という言葉には、「とどまる」といった意味が含まれます。主のうちにとどまりなさいという勧めは、信仰にとどまりなさい、祈りのある生活を送りなさい、という主の呼びかけでもあるのです。 
 また、私たちが多くの実を結ぶとき、その収穫を喜ぶのは他でもない農夫である神さまです。主の愛のうちに生かされること、これ以上の喜びはありません。主の喜びが、私たちの内にしみわたってくるのです。そして、その喜びは、甘くておいしいぶどうの実を豊かに実らせてくれます。そのように私たちが主にあって生かされたとき、神さまは心から喜んでくださるのです。