メッセージ  (説教より)
「コリントの信徒への手紙二」


「支え合う仲間」

         コリントの信徒への手紙二 9章 6−15節

 聖書が示す教会は、キリストの体であるという恵みが根底にあります。私たち一人ひとりは、主の教会の体の一部分であり、またそれぞれの教会も、主の体の一部分なのです。互いに仕え合い、支え合う仲間として歩むことが、イエスさまによって示されているのです。互いに支え合い、足りない部分を補い合う姿勢は、主にお献げし、喜びを分かち合うことなのですと、示されているのです。
 「つまり、こういうことです。惜しんでわずかしか種を蒔かない者は、刈り入れもわずかで、惜しまず豊かに蒔く人は、刈り入れも豊かなのです。」わずかしか種を蒔かない、この「わずかしか」という言葉は、しぶしぶ、惜しんで、という意味があります。決して、種を蒔く量をいっているのではなくて、その姿勢を、喜んでお献げしているか、心から献げているか、そのことが問われているのです。コリント教会からエルサレム教会へ献金を献げることは、不承不承ではなく、強制されてでもなく、祝福と賛美とをもってする主の恵みの業なのです、と強調しているのです。支え合う時、奉げる量ではなくて、その心構えが何よりも大切なのです。