メッセージ  (説教より)
「コリントの信徒への手紙二」


「今や恵みの時」

         コリントの信徒への手紙二 6章 1−10節

 礼拝をお奉(ささ)げしている今が、恵みの時であり、救いの日であります。私たち一人ひとりには、いろいろな思いがあり、様々な事情があるにせよ、こうして主の御前に集められ、祈りを合わせることが許されている、私たちのために十字架にかかり、そして蘇(よみがえ)られた主イエス・キリストのために生きることが許されているのです。それは恵みの時以外、何でもありません。
 「あなたがたに勧めます。神からいただいた恵みを無駄にしてはいけません。」この溢れる命の水を、決して乾くことのない神さまからいただいた恵みの時を、無駄遣いしないで、奉仕の務めに心して取り掛かりなさいと聖書は勧めるのです。 
 家族のための奉仕、社会で働き、社会のための奉仕、学校で学ぶことも奉仕だと思います。そして、もちろん、教会での奉仕として、なによりも礼拝に出席し、あるいは何らかの事情で出席できなかったとしても、祈ることで、神さまが喜んで下さる奉仕を奉げることができます。神さまからいただいた恵みを、一時も無駄にしないように、祈りのある生活を送っていきたいと願います。