メッセージ  (説教より)
「コロサイの信徒への手紙」



「苦難を分かち合い」

         コロサイの信徒への手紙 1章21−29節

 「この秘められた計画が異邦人にとってどれほど栄光に満ちたものであるかを、神は彼らに知らせようとされました。その計画とは、あなたがたの内におられるキリスト、栄光の希望です。」
 神さまが、全ての人に知らせようとされていることは、主に呼び集められ、二人、三人と集まった人と人とのつながりの中におられる、キリストのことです。ですから、教会は「キリストの体」なのです。私たちはその一つ一つの部分なのです。私とあなたとのつながりが、とても大切なのです。そのつながりの中に、キリストがいてくださるからです。
 キリストの体である教会は、生きています。呼吸をし、血が通う、あたたかなぬくもりのある生命体です。教会に来れば、寒さに震えていても、心が温まり、ほっと、ありのままの自分でいられる。「ただいま」と自分の家に帰ってくるような気持ちで、教会に呼び集められる。いつでも両手を広げて、イエスさまが私たちを迎え入れてくださる。そのような生きた教会を建てていきたいと願います。そのためのいかなる苦難をもともに分かち合い、主の栄光をあらわしていきたいと思います。