メッセージ  (説教より)
「使徒言行録」


「聖霊の賜物」
                使徒言行録 2章 1-11節


 ここ鎌ヶ谷教会の最初の礼拝も、ペンテコステの日でした。「1972年5月21日、3時礼拝開始、出席30名余」と記録が残っています。鎌ヶ谷教会が誕生したときの様子を見聞きしますと、わたしはとても心があつくなってきます。その時の祈りが聞こえてくるのです。そこには豊かな聖霊の働きがあったことを、確かに感じるのです。
 聖霊は私たち一人ひとりの上にとどまり、心を揺さぶり、全身をあつくさせて、私たちをキリストの愛の中に導いてくださいます。それは、私たちの全存在を根底から突き動かすような、激しくて大きな力の働きです。そうでなければ、だれが借家の2階を開放して、何人集まるのか分からない礼拝を始めることなどできましょうか。聖霊に満たされた者は、“霊”が語らせるままに、神の偉大な業を語ります。自分の思いからではなく、自分の利益や名誉のためではなく、“霊”が語らせるままに語るのです。そして、その御業を目にしたまわりの人たちは、驚きあっけにとられてしまうのです。