牧師の挨拶 ()れた谷に鹿が水を求めるように
神よ わたしの魂はあなたを求める。」
          (詩編42:2


 子どもの頃、大海原に沈む夕日をながめたり、朝もやの中の森を歩いたり、降り注ぐ満天の星空を見つめたりして、心から神聖な気持ちになったことが誰にでもあることでしょう。日々の暮らしがこんなにも便利になって、世界中の人とリアルタイムで繋がって、たとえ食べることに困らず、着るものにあふれ、雨漏りのしない家があったとしても、私たちの心はどこかで、子どもの頃に確かに感じた、永遠なる命の息吹を、追い求めてはいないでしょうか。

 イエスさまは、「子どものように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない」とおっしゃいました。(マルコによる福音書10:15)

 教会は、大人をも、もう一度神さまの子どもとして、受け入れてくれる場所です。イエスさまがそうであったように、神さまを天のお父様と呼んで、祈ることができる場所です。そして、 キリストの体である礼拝堂は、大自然の息吹に抱かれたような、神聖な場所なのです。
 
  どうぞ、どなたでも教会へおいでください。

             牧 師 (きしした) 健 一