野中が考える特注車椅子



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 障がいに合わせて 車椅子を作る

車椅子の制作依頼を受け 私が必ずすることがある。

まずは訪問してどのような障がいがあるのか どの程度座位が保てるのか確かめてからの制作相談しています。

今回は、作るにあたって依頼者から担当している 医師 リハビリ 理学療法士に会って意見を聞いてほしいとのことでお会いした、
まず私は福祉に関して一切資格は持っていないことを伝えた(このことは依頼者は知っていること)その中で 
腰の周りを保持できるようなものをと話してこられた なのでそれを作ることは簡単ですが、
この先もっと体力が落ちてしまいますけどと伝えた、この件に対して私なりに説明をしたのだがあまりよくわからないようでした。

私に依頼をしてきたのは、首の手術をうけ今でも痺れが残っているので、今までの車椅子だと首に負担がかかり繰り返しになってしまうと、
どこかに障がいに合わせた車椅子を作ってくれる所は無いかと思い私のところに依頼が来たのです。

今まで自分で車椅子を動かすこともできずに常に介助者の方のお世話になって、
(現在40代)でもお話している中でどの程度の力があるのか左右の腕 屈筋 背筋 左右の足とお話している中で確認をしていた、
後になればその様子はだれも気付かなかったらしい。

腕左右左足は自由に動かすことはできない、でも右足にはかなりの力がある、この足なら動かすことはできると確信した、
そこで色々説明しても理解していただけないと思い、私の思うような車椅子でいいですかと尋ねたところ、
今まで特注で作っていただいたところに頼んでもまた同じような車椅子になってしまう、
他も当たったのですがやはり同じようなものに、障害に合わせた車椅子を作っている野中さんに全てお任せしますと言われ こんな形の車椅子を作りました。

  
初めての車椅子の自走 
(足こぎ)
 
 
   

右に大きなサイドサポートが付いています、
これは右腕が痙攣をおこすのでその対策です。

    
   

左右どちらにも肘当てはついていません。

訳は、肘当てが付いていると、体を肘当てに頼ると今までの車椅子の状態になります。

避けるためにしばらくの間は肘当てなしで使ってもらっています。

その代わりにサイドサポートを付けています、休む時には左右に寄り掛かる形で休んでもらいたいからです

肘当てに寄り掛かり休むことより背骨の曲がりが少ないからです。

  

今まで床に足を付ける事から遠のいていた生活、写真を見てもらっても分かるように両足ともむくんでいます、
土踏まずは一切なく赤ちゃんの足のようです。

座ってすぐに両足が床についた時点で気持ちいいと、
動かしてみたらと足でこいだ時には、大喜び家族も驚いていました。

喜んでばかりはいられません、床に足を付ける事から遠のいていた生活でしたから
土踏まずもなく赤ちゃんのような足です、お尻も赤ちゃんのようなお尻くれぐれも激しく動かくことはしないで 
ゆっくり慣らすようにしてくださいとお願いしたのですが、来る人来る人に動けることが嬉しくて見せていたら
すぐにお尻が真っ赤になったそうです。

なぜ、40代になるまでには車椅子も特徴で何台かは作られていると思う 
なぜ持っている機能を見抜いて作ってあげることが出来なかったのか 
もっと早く見抜いていればこの人の生き方も変わっていたかもしれない。

 
 
特注車椅子改造


私が見た限りどこを見て作ったのか分からない車椅子でした、改めて作るのはもったいない、改造することに決めました。


リウマチになって30数年、主治医の先生からは

「もう手術はリスクが高いから対処療法だけで行きましょう」と言われ、痛みとともに日々を過ごしていました


 
 
野中さんご報告ですと写真と文面が届きました。




(右の写真はVサインだそうです)

 

ガンダムの装着肩サポーター外れました。
肩関節変形で、PTの先生いわく、肩神経の通るべき溝のようなものが、壊れ、剥き出しで神経が、走っている。
チョットした動きが激痛に・・・テーブルの上のものを取るのにも覚悟で、主人に文句の八つ当たりを準備して「痛い!!」「痛ーい」といつつ食事していました。


   アーム台作って頂いて、2週間 早くもこの変化改めて野中マジックにひたっています。
  野中さんに車椅子関わって頂いて 変化
    ① 狭窄症の腰が、2~3時間の座位を保てる。
    ② 2年半掛かった褥瘡が、昨日終わり告げました。
    ③ 尾籠ですがお通じが毎日あります。お腹がスッキリしていれば、必然的に良く食べます。ベィマックスが、加速するのが、心配
    ④ 常に関わってくれるヘルパーさんが「廣子さん体調良好が続きますね。
    ⑤ これから、暑い夏に向い腰コルセット、肩サポーターが(両足には、まだ装具がついていますが、)外れた事はもう出来ている汗疹からの解放にも・・・
   と身軽になりました。 凄いでしょう!! 後は主人の体調整え二人でお出掛です。最高目標 孫に会いに行く!!
   
   右の写真私のピースサインです。野中さん あ・り・が・と・う!!
 
障害に合わせ車椅子を改造 
 

まずは座面から、体に合わせて座面の高さとお尻に合わせてUのように逸らしています、
これは車椅子の真ん中に座ってもらうための工夫です

  
 
  左手がまっすぐするのは辛いとのことで、
肘当てをこのような形に、
高さは肘に合わせた高さに
 

左手の肘当てが曲がった状態ですと
乗り降りできないので動くように作りました

  
 
       
 
車椅子にまっすぐに座っています 
 
       
 

車椅子に乗っても腰の痛みは全く無くなったそうで、外出も今までは出来なかったけど、今では何時間でも辛さは感じずにいられるとの事。

また排便も今までは薬を使っていたのが、今では薬は一切飲まずに済んでいるとの事でした。

車椅子のセッティングをきちんとすれば、車椅子で出かけるだけで、腹筋背筋の運動になり内臓の働きも良くなります。

こんな風になったら痛いだろう、こんな風になったら関節に負担が掛かるだろう、自分に置き換えて色々考えながら製品を作っています。


車椅子シーテインングこんな風に大切なことです




無 料 相 談

いつもお使いの車椅子に違和感 不安を感じている方
ご覧になって自分も、もしかしたら今の状態から変われるのではと思ったら、
お気軽に野中にご連絡ください




 
 
   

121-0062 東京都足立区南花畑 4-11-29-306(野中)

介護アイデア工房  工場 千葉県一宮

担当 野中清次 ℡090-3515-3327