2024年3月3日 メッセージ要旨
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                    主の救いに信頼して

                                         サムエル記第一 13章8~15節                                                                                                                                       
    
    あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。

                   
      詩篇 37篇5節                                                                 
 サウル王はサムエルが例祭にいけにえを献げに下ってくるのを待つように命じられましたが(8節、10章8節)、ペリシテの大軍が迫る中(5節)、サムエルは到着せず、兵たちはサウルのもとから去って行こうとしていました(8節)。兵を離散させないためには、一刻も早くいけにえを献げて神を礼拝し、イスラエルの神が御手のうちにあることを示さなければなりません。瀬戸際に立たされたサウル王は、サムエルを待たず、自分で全焼のささげ物を献げてしましす(9節)。それはサムエルによって告げられた神の命令に背く行為でした(10章8節)。
 サウルが全焼のささげ物のを献げ終えると、サムエルが到着します(10節)。神の命令に従って、サムエルが来るまで、あともう少しだけ待つことができていたら、サウルの王国が確立されたかもしれません(13節)。しかし、サウルの王国は立たず、神はみこころにかなう人を君主に任命しておられと宣告されてしまいます(14節)。

 兵たちが去って行こうとしているのに、サムエルの到着が遅いことに、サウルは気があせったのでしょう。彼は自分の手で事態を打開しようとしました。しかし、神がことを行われるには、神の時があります。神は時にかなった最善のタイミングにことを行われます(伝道の書3章11節)。その神の時、神のタイムスケジュールに自分の考えを押しつけても、道は開かれません。御手の中にある時を待ち望んで、委ねて行くべきなのです(詩篇31篇15節)。

 サウルは敵の大軍と味方の兵の離散に目を向けず、救いはただ偉大な神によることを信じて拠り頼むべきでした。彼は、「まだ私は主に嘆願していないと考え、あえて、全焼のささげ物を献げたのです」(12節)といっていますが、そのようなことをしてサムエルの働きを侵害しなくても、個人的に主を呼び求めることができたはずです。もしそうしていたなら、彼は不安から解放され、主に信頼することができたでしょう。

 
私たちの道を主に委ねて、主に従ってまいりましょう。私たちもサウルのように窮地に立たされることもありますが、どのような状況にあっても、神が私たちの人生に働いて、最善なみこころを成し遂げて下さると、主に信頼してまいりましょう(詩篇37篇5節)。