2024年12月15日 メッセージ要旨 | ||||
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アドベント 第三週 キリストのもとへと導く星 マタイの福音書 2章1~12節 |
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博士たちは、王の言ったことを聞いて出て行った。すると見よ。かつて昇るのを見たあの星が、彼らの先に立って進み、ついに幼子のいるところまで来て、その上にとどまった。 マタイの福音書 2章9節 |
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メシアの星が昇るのを見たと言って、異邦人の博士たちが礼拝するためにエルサレムまでやって来ました(1~2節)。 それに対し、エドム人であり、ローマによってユダヤの王に任命された者にすぎなかったヘロデは、ダビデの家系に生まれたメシア、キリストの出現に、恐れを抱きました(3節)。 エルサレム中の人々も動揺しました(3節)。異邦人の博士たちが、キリストの降誕を知って礼拝しに来たというのに、エルサレム中の人々がそのことを知らず、歓迎するどころか動揺したのです。 祭司長たち、律法学者たちは、キリストが生まれるのはベツレヘムだと答えました(4~6節)。知識を持っていた人々が、実際にキリストが降誕された時、そのことを知らなかったのです。 想像してみてください。キリストが再臨されたと仮定して、未信者の人から、「キリストはどこにおられますか」と尋ねられたとします。その時、キリストが世に来られたことを知らなかったとしたら、この箇所のエルサレムの人々のように、私たちも動揺するのではないでしょうか。 「キリストはどこにおられますか」という問いに、今、私たちは、「インマヌエル、神は私たちとともにおられる」と答えることができます。けれども、私たちはこの方を本当の意味で知っているでしょうか。「あなたがたの中に、あなたがたの知らない方が立っておられます」(ヨハネの福音書1章26節)とあります。 テレビや本やSNSなどで著名人を知っているのと、その人と親しい関係にあるのとは、知っている意味が異なります。私たちは主を聖書の知識としてだけでなく、親しい交わりを持つ方として知り、味わっているでしょうか。 キリストの降誕を知らせた星が、博士たちの先に立って進み、イエス様のもとへと導いたように(9節)、私たちに映し出される主の光が、世人を主のもとへと導きます。世の光である私たち自身が、主と親しい交わりを持ち、御声を聞いて主を深く知り、さまよう人々に「主はここにおられる」と示すことができるように、私たち一人一人のうちに、私たちの交わりの中におられる主を、はっきりと示すことができるように、歩んでまいりましょう。 |
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