2024年10月6日 メッセージ要旨
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神は成し遂げられる

                         ルカの福音書 1章1~4節
 
                                                                                                                                      
     
     あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。

                                     詩篇 37篇 5節
                                                                 
 人には、何かを成し遂げることが難しいところがありますが、神はご計画をことごとく成し遂げられるお方です(イザヤ書46章10節)。
 聖書は、神が成し遂げられた出来事で満ちています。天地創造から始まり、アブラハムに約束の子イサクを与え、ヨセフをエジブトの支配者とし、モーセによってイスラエルの民をエジブトから救い、ヨシュアのもとで民に約束の地カナンをお与えなったことなど、挙げきれないほどでて出てまいります。

 ルカの福音書も、イエス様によって成し遂げられた事柄で満ちています(1~2節)。イエス様は町や村を巡って御国の福音を宣べ伝え、人々のあらゆる病気、あらゆるわずらいを癒されました。多くのしるしを、奇跡を行い、十字架と復活により御救いを成し遂げられました。人々の罪を十字架の上で負われ、よみがえられて、信じる人々に罪の赦しと神との平和を得させる救いの道を開かれたのです。

 そのイエス・キリストの福音を、多くの人々が書き上げようとする中(1~2節)、ルカも福音書を上げました(3節)。ほかの人が宣べ伝えているのだから、自分は語らなくていい、ということにはならず、身近に機会が訪れた時には、それぞれがキリストを証しすべきなのです。

 「テオフィロ」という一人の人のために書かれた書が(3節)、後に多くの人々に読まれる福音書となりました。私たちの小さな奉仕も、始まりは小さくても、やがて大きな御業へと繋がっていくのです。

 ルカがこの書を書いたのは、テオフィロがすでに受けた教えが確かであることを、良くわからせるためでした(4節)。なぜ、確かめであると言えるかというと、「初めからの目撃者」たちと伝えたとおりのことだったからです(1~2節)。福音書に記されていることは、巧みな作り話ではなく、目撃者たちが伝えた確かな出来事なのです(ペテロの手紙第二1章16節)。
 神は私たちに対してもご計画を持っておられます。そして神はそのご計画を必ず成し遂げられます。主に信頼して、従って、みわざだの目撃者になってまいりましょう(詩篇37篇5節)。