2023年6月18日 メッセージ要旨
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                       神のことばが働くために

                                          テサロニケ人への手紙第一 2章 13節                                                                                                                                       
    
 あなたがたが、私たちから聞いた神のことばを受けたとき、それを人間のことばとしてではなく、事実そのとおり神のことばとして受け入れてくれたからです。この神のことばは、信じているあなたがたのうちに働いています。                                                                                                                                   テサロニケ人への手紙第一 2章13節(抜粋)
 
 主のことばが、テサロニケ教会からギリシア全体に響き渡り、彼らの信仰があらゆる場所に伝わるほどに(1章8節)、彼らには、神のことばが働いていました(2章13節)。彼らが神のことばを受け入れたからです(1:6.2:13)。そのように、みことばを受け入れる人は、みことばが働いて、良い地に蒔かれた種のように豊かな実を結びます(マルコの福音書4章20節)

 しかし、神のことばが働くと、そのみことばに従おうとしない、罪深い性質も明らかにされます。神のことばが、心の思いやはかりごとを見分け、その実体をあばくのです(へブル人への手紙4章12節)

 イエス様は種蒔きのたとえの中で、みことばのために困難や迫害が起こると、すぐにつまずいてしまう人や、この世の思い煩いや、富の惑わし、そのほかいろいろな欲望が入り込んでみことばをふさぐので、実を結ぶことができない人がいることを示しておられます(マルコの福音書4章14~20節)。そのように、みことばに従うことに困難を覚えたからといって、そのみことばに従うことをやめてしまっては、みことばはそれ以上その人に働かず、実を結ぶことができないのです。

テサロニケ教会の人々は、多くの苦難の中で、みことばを受け入れました(1章6節)。そして、彼らに神のことばが働きました。困難であってもみことばを受け入れ、忍耐してみことばに従うなら、みことばが働いて、やがて豊かな実を結ぶのです(ルカの福音書8章15節)

私たちに益になることを教え、歩むべき道に導く神のみことばは、全き信頼の置けることばなのです(イザヤ書48章17節)

みことばによって真理を知れば、真理から外れた歩みが無価値であることが分かり、そこから自由にされます。真理を知り、自由にされるためには、主のみことばにとどまることです(ヨハネの福音書8章31~32節)

 絶えずみことばを口ずさみ、思い巡らす人は、流れのほとりに植えられた木のようにいのちのみことばによって養われ、時が来ると実を結びます(詩篇1篇2-3)。みことばを何度も繰り返すことで、みことばが心に植え付けられ、みことばが働いて実を結ぶのです。

 神のことばが私たちのうちに働いて、豊かな実を結ぶことができるように、みことばを受け入れ、心にしっかり植え付けて、みことばに従って歩んでまいりましょう。